「深追い厳禁」

先日、「情報に左右されすぎるな」という投稿をしたが、
今回の投稿もそれに通じるものかもしれない。

スクールに通っていると、受講仲間との会話は自然と資格の話となる。

そういった話の中で気づいたことは、
「細かな論点」を議論し始めることが多いということだ。

「細かな論点=覚えていない(覚えにくい)」というのは言うまでもないが、
私個人としては、「そんな頻出度が低い論点はどうでも良くない?」と思ってしまうのだ。

理由はいくつかあって、
1つ目は、資格試験は満点を取る必要がないと言うこと。
6割で合格の試験であれば、最低6割を取ることが出来れば合格する訳だ。
何も正答率8割とか、9割を目指す試験ではないのだ。(結果として8〜9割取ることもあるが)
これ、ゆめゆめ忘れるべからず。

2つ目は、五者択一が一般的な資格試験で考えれば、
仮に細かな論点が五者択一の中で問われたとしても、
消去法を用いたり、判断に迷うような細かな論点以外で、
明らかな正解肢などがあれば無事に正解に辿り着ける可能性があるということだ。
最悪、知らなくてもなんとかなる(解ける可能性もある)ということだ。

無論、細かな論点を正確に覚えていないと答えが導き出せないような難問もあると思うが、
おそらくそういった問題は他の受験生も大抵間違えるはずなのであまり気にする必要はない。

3つ目は、細かな論点は追い出せばキリがない代物であり、
場合によっては、時間の浪費と精神的な不安に繋がる恐れがあるからだ。

例えば、
社会保険労務士試験などは労務管理・社会保険に関する一般常識が出題されるが、
出題が広範囲にわたるため、対策が立てづらい。
主要科目(労基法や年金)以外の諸法令(労働組合法、船員保険法、児童手当法等)に始まり、
統計問題(労働経済白書や厚生労働白書)、それらに関する用語などである。

勉強しようと思えば、いくらでも深掘り出来るが、コストと成果が見合わないのが本出題範囲である。
社会保険労務士試験としての対策は、足切りに合わない程度に勉強するというのが現実レベルでの対応である。
(実際、本試験時も知らない問題が出題されたが、消去法や勘(?)もあり、無事足切りは免れた)

少し話は逸れたが、結局、細かな論点に時間をかけすぎて、
その他の基本部分が疎かになったり、逆に気にしすぎて精神的に不安になったりとマイナスの側面もある。

ある意味、「割り切り」も大事である。

本試験で、細かな論点が出題された時に
焦らず、パニックにならず、冷静に対応出来るように準備するのである。
(焦りが、結局その問題以降にも響いて、力が出し切れないということもある)

「何!?この論点知らないぞ!!」
「どうしよう・・・。やばい・・・。」

ではなく、

「ま、いいっか!」、「次、次」、
「時間余ったら後で考えてみよう」と楽観的に思えるぐらい、
気持ちに余裕を持つようにしよう。なぜなら、全問正解を目指す試験ではないのだから。

以上のことから、過度な深追いは厳禁である。

建物は基礎工事がしっかりしていないと駄目である。
(杭が強固な地盤まで刺さってなくて、マンションが傾いた事件もありましたね・・・)
基礎をしっかりせずに上に上にと積み重ねても、何かの拍子に崩れてしまいかねない。

確かに、細かな論点を知らないことで焦りや不安を覚える気持ちは理解できるが、
資格の勉強に限っては、ある程度割り切って、基本に立ち返ること(基本論点をしっかり勉強すること)をお勧めしたい。

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