「(勉強法)深追い厳禁」

以前、「情報に左右されすぎるな」という投稿をしましたが、
今回の投稿もそれに通じるものかもしれません。

資格スクールに通っていると、
受講仲間との会話は自然と資格に関する話になります。

そういった話の中で気づいたことは、
「細かな論点」を議論し始めることが多いということです。

「細かな論点=覚えていない(覚えにくい)」というのは言うまでもありませんが、私個人としては、「そんな頻出度が低くそうな細かな論点はどうでも良くない?」と思って話を聞いてしまいます

その理由はいくつかありますが、

1つ目は、資格試験は満点を取る必要がないからです。

一部、宅地建物取引士のように合格ラインが相対評価(上位15%前後)の資格もありますが、ほとんどの資格は絶対評価(6割or7割以上)なので、6割で合格の試験であれば、最低点(60点)取れれば誰でも合格出来る訳です。
何も頑張って正解率8割、9割を目指す必要はないのです。
(もちろん、勉強の結果として8〜9割取ることはありますが…。)

60点で合格しようが、満点で合格しようが、同じ合格者ということに違いはありません。
これ、ゆめゆめ忘れるべからずです。

2つ目は、問題の選択肢次第では細かな論点を知らなくてもなんとかなる(解ける可能性もある)からです。

つまり、五肢択一が一般的な出題形式の資格試験で考えれば、
仮に細かな論点が五肢択一の中で問われたとしても、消去法を用いたり、
判断に迷うような細かな論点の肢以外で、明らかな正解肢があれば無事正解に辿り着ける可能性があるということです。

無論、細かな論点を正確に覚えていないと答えが導き出せないような奇問・難問もありますが、おそらくそういった問題は他の受験生も大抵間違えるはずなのであまり気にする必要はありません。

3つ目は、細かな論点は追い出せばキリがない代物であり、
場合によっては、時間の浪費と精神的な不安に繋がる恐れがあるからです。

例えば、
社会保険労務士試験では「労務管理・社会保険に関する一般常識」が出題されますが、この科目は出題が広範囲にわたるため、対策が非常に立てづらいです。

主要科目(労基法や年金)以外の諸法令(労働組合法、船員保険法、児童手当法等)に始まり、統計問題(労働経済白書や厚生労働白書)、それらに関する用語などが出題範囲になります。

これらは勉強しようと思えば、いくらでも深掘り出来ますが、コストと成果が見合わないのが本科目の特徴です。
だから、社会保険労務士試験としての対策は、足切りに合わない程度に勉強するというのが現実レベルでの対応となります。中小企業診断士試験の中小企業経営・政策も似たようなものと言えます。
(私も、本試験の時、知らない、分からない問題が出題されましたが、消去法や常識から判断したり、最終手段の勘(?)などを駆使して、無事足切りは免れた格好です。)

少し話は逸れましたが、
細かな論点は、知っていれば確かに損はないと思いますが、結局、細かな論点に時間をかけすぎて、その他の基本的な部分が疎かになったり、逆に気にしすぎて精神的に不安になるなどのマイナスの側面もあります

だから、どの程度時間をかけるかも含め、ある種の「割り切り」が大切です

その上で、あとは本試験で、細かな論点が出題された時に
焦らず、パニックにならず、冷静に対応出来るように心を準備しておくのです。
(焦りがその問題以降にも響いて、結局、力を出し切れなかったという事態になることもあります。)

「何!?この論点知らないぞ!!」
「どうしよう・・・。やばい・・・。」

ではなく、

「ま、いいっか!」、「次、次」、
「時間余ったら後で考えてみよう」と楽観的に思えるぐらい、気持ちに余裕を持てるように心構えしておきましょう。
試験は全問正解する必要はありません、合格点を取れればOKなのですから。

最後に繰り返しますが、
資格試験において、過度な深追いは厳禁です。

建物は基礎工事がしっかりしていないと駄目だと言います。
(数年前にも、杭が強固な地盤まで刺さってなくて、マンションが傾いたという事件がありましたね…。)
基礎をしっかりせずに上に上にと積み重ねても、何かの拍子に崩れてしまいかねません。
確かに、細かな論点を知らないことで焦りや不安を覚える気持ちは理解出来ますが、資格勉強に限っては、細かな論点はある程度割り切って、その分、基本に立ち返ること(基本論点をしっかり勉強すること(固めること))をお勧めします。

(初版:2017年9月19日、改訂:2018年2月14日)

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