「(完璧主義者必見)森を見てから木、枝葉を見ろ」

資格試験における基本的な勉強法は、
「完璧に理解出来なくても、まずは教材を一通りやりきる」という投稿をしている通り、
まずは、テキストを使って全体をざっと把握してから、問題集を通して頻出論点、重要論点、細かい論点を押さえていくという流れが、効率的な勉強法だと思います

発想としては、「森を見てから木、枝葉を見る」という流れです。

これは結構当たり前のことだと思うのですが、
中には、最初から細かい論点や些細な疑問を追いすぎて、
前に進めていない方をお見かけします

そういった方々を見て思うことは、

「え!?、そんなところ気になる?」
「その質問の意図は?、それを知って試験上何か意味があるの?」
「そんな細かい所、出題されてもみんな解けないから必要ないのでは?」

と言った感じです。
明らかに論点がズレているし、(少なくとも勉強の初期段階では)細かすぎじゃないですか?とついついツッコミたくなります。
ことわざで言えば、「木を見て森を見ず」状態です。

そもそも、資格試験において全てを完璧に理解することは不可能です。

試験勉強では、多少疑問が残る点があっても、試験はあくまで試験と割り切ることも重要です

理解できないと少しモヤモヤ感は残りますが、
「とりあえず、試験ではAと聞かれたら、Bと答えるのが正解なんだな」と覚える訳です。

言葉は悪いですが、(完璧に)理解していなくても、まずは点数が取れればいいと考えておきます
(ただし、暗記で解ける問題と、きちんと理解していないと解けない問題があるということも事実です。)

一方で、ある時、突然(?)本当に理解出来ることもあります

私自身も、最初は前述のように割り切った覚え方をしていたのですが
問題を解いたり、テキストや解説を読んでいるうちに、
「あっ、そういう意味か!」、「そういうことだったのか!」と腑に落ちたことが何度もありました

こういった割り切りを続けるには、ある種の忍耐力が必要なのかもしれません
「もっと知りたい」「なんかモヤモヤする」という知識欲・探究心に襲われる気持ちは非常によく分かります。

ただ、資格試験において、
何でもかんでもそういう発想でいると、今度はキャパオーバーになったり、逆に変な知識が身について正解から遠のく可能性も出てきます

変な知識の例では、実務と試験上(問題、法律、条文上)の答え(正解)が、異なるというようなケースです

例えば、社会保険労務士の試験では、実務経験がある故に間違えてしまったり、中小企業診断士の運営管理という科目では、実際の工場の運営管理などの経験(在庫管理や業務工程改善)があると間違えてしまうこともあると言われています。

私の場合は、「どうせ、試験ではここまでの内容しか問われないから、これ以上知る必要はない。これ以上知りたいのなら、実務を始めてから覚えれば良い。」くらいの気持ちで望むようにしています。

あと、森を見て木、枝葉を見るべき理由はもう1つあります(特に勉強の初期段階)。

それは、どうせ忘れてしまうからです。

勉強の初期段階で、完璧に理解しよう、覚えよう、と細かい所まで手を出しても、一通り勉強した頃には、最初に勉強したことのほとんど(?)を忘れてしまいます。


私に限らず、ほとんどの方が漏れなくこうなるはずです。
みなさんも、ご経験があるのではないでしょうか?

何度も言うように、これ(忘れること)は人間の本能(本質、性)です。
一部の天才のような方を除き、どうしようもありません
(参照:「人は忘れる生き物である」

だからこそ、勉強の初期段階では、「どうせ忘れると思うけど、こういった論点もあるんだなぁ。」程度に留めておいて、試験直前期に細かい論点を覚え直す方が効果的です。
その時(直前期)になって、改めて「あーそういえば、こんな論点もあったな」と思い出す事で、ちょうど良い復習にもなりますし、記憶にも残りやすくなります。

長期間勉強を続けていると、慣れもあって本質を忘れがちになります
資格試験においては、何よりも点数を取ることが1番重要なことです
(極論すれば、勘で正解して合格を掴んでしまうこともあります。)

つい、知らず知らずのうちに、細かな論点を追っていませんか?
それは本当に今、知る(覚える)必要がありますか?
出題頻度はどの程度のものですか?
かける労力と時間は、効果に見合ってますか?
(参照:「深追い厳禁」

この辺りを意識しながら、そして勉強方法、学習計画を見直しながら、
今、森の外にいるのか、森の中に居るのか、
森の外ならば、いつ森の中に入っていくのか(木、枝葉を見に行くのか)、
また、木や枝葉が分かることで、森全体が見えてくることもあるでしょう。


そういった自分の立ち位置(勉強の初期段階なのか、直前期なのか、現在の得点がどのレベルなのか)をしっかり把握しながら勉強していきましょう

最後に私自身の話ですが、私は、割と完璧主義に近いので、
勉強の初期段階から、細かい論点まで覚えたい、理解したいという衝動に襲われるタイプです。

だから、問題集を解いている時に、知らない論点が出てきて間違えると、途端に不機嫌になります(笑)。
「こんなことテキストに書いてなかった(怒)、問題で問われるなら、最初から書いておいてよ」と…。
そして、これまためんどくさいことに、テキストに載っている内容を自分が覚えていなくて、間違えるのは平気なんです(覚えていない=自己責任だから)。

つまり、テキストに載っていない論点を間違えるのは、「(その論点を載せていない)テキストのせいだろ!」と、理不尽に八つ当たりしたくなる訳です(笑)。

まぁ、さすがに、
これまでに沢山の資格試験を受けてきたので少しは大人になりました。
そもそも、テキストは、限りあるページ数の中で頻出順、重要度順を考えて作られているものだから「しょうがない、そういうもんだ。」と割り切れるようになりました。

今回、書いた勉強法の他にも、いきなり過去問を解くという勉強法も聞いたことがありますが、分からない・知らない状態で問題を解いて、そして間違えるという一連の流れは、私には精神衛生上合わなさそうです。
(参考:「問題はむしろ間違えた方が良い」

一つ共通点があるとしたら勉強の初期段階であれば、問題を見て分からなければすぐに解答・解説を見た方が良いということでしょう
つまり、知らない、覚えていない問題にぶち当たった時は、深く考え込まずに、すぐに解答・解説を見たほうが時間短縮に繋がって効果的だということです。
(覚えていない問題は、いくら考えても答えは出てきませんからね。)

終盤は、色々と駄文を書いてしまいましたが、
森を見てから木、枝葉を見るスタンスで勉強していくことが大切です。
特に、完璧主義者の場合、変なこだわりがありますので、
やはり覚えるべき所はしっかり覚えて、頻出度が低い問題は少し手を抜くぐらいの気持ちで、メリハリをつけるべきでしょう。

私もこの記事を書きながら、改めてそのことを胸に刻んでおきます。

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