「(GW特別企画)平成29年度行政書士試験の感想」

この記事を書いているのがGW(2018年5月)なので、
行政書士試験(2017年11月)からあっという間に半年が過ぎようとしています。

得点や勉強法等は、別記事で書く予定にしていますが、
平成29年度の行政書士試験でインパクトがあった出来事(強烈に記憶に残っていること)
ここで残しておきたいと思います。
(参考:「行政書士試験に合格しました」

注意:平成29年度の行政書士試験問題や解答については、
こちら(行政書士試験研究センター)をご参照下さい。

1.(試験編1)記述問題の第1問目(問44、行政法)が全く分からなかった。

 

私は、色々と試行錯誤した結果、
問題1(1問目)から解くのではなく、
変則的な順番で問題を解くようにしていたので、
試験開始後、割と早い段階で記述問題にぶち当たったのですが、
記述問題の第1問目(問44、行政法)は答えとすべき論点が全く分からずかなり焦りました。

結構時間を費やして考えたのですが、結局その時点では考えても答えが思い付かなかったので、
止む無く次の問題に移りました。

行政書士試験の記述問題は、全部で60点分(行政20点、民法40点)あるのですが、
試験全体で言えば、20%(60点/300点)と結構なウェイトを占めますので、
合格するには記述問題の取りこぼしは痛手となります。
(択一式(記述式以外の部分)だけで、180点超えていればそれはそれで合格なんですけど)

それまでの答練や模試などでも、少なくとも部分点狙いで回答することは出来ており、
まさか本試験で全く書けないという事態が起こることは、あまり想定していませんでした

ただ救いだったのは、問45、46(民法)がそこそこ自信を持って書けたので、
「記述問題で最悪の事態は免れた!」という気持ちでそれ以降の問題に移っていけたのは幸いでした。

2.(試験編2)予想の斜め上をいく一般知識等でテンパる。

(注意:行政書士試験の「一般知識等」とは、
問47〜問60にかけての問題を言います。
この14問中で、6問以上正解出来ないと「足切り」となります。)

まず、問47(一般知識等の1問目)の選択肢1。

「お、来たぞ。今、話題の北朝鮮問題」

「うん?、キム=ジョンウン?、キム=イルソン?」
「孫?」

こうやって、改めて聞かれると…やっべー。どうだったっけ?
(そもそも、キム=ジョンイルが出てこなかったことが、迷った原因。)

そして、選択肢2以降も、「誰々は誰々の孫である」という問題が続く。

「やばい、よく分からん(自信がない)」と思いつつ、
あまり時間をかけてもいられないので、とりあえず選択肢をチョイスして次の問題に…。

と思ったら、それ以降の問題も、
農業に関するもの(問49)、ビットコイン(問50)、度量衡(問51)、消費者問題・保護(問52)

など、こちらの予想の斜め上をいく問題が続きました。

そして、
極め付けが問53の「山崎豊子の著作を選びなさい」という問題

他の人よりも試験慣れしているとは言っても、
行政書士試験は年に1度。
極度の緊張感の中、一般知識等の問題が想定を超えたものばかり続いていたので、
一瞬頭が真っ白になって・・・飛びました。
(一般知識等の問題は、普通の時(模試や答練など)でも緊張します。)

というか、問題文読みながら、
一人でこそっと吹き出しました(笑)

「は?、著作?国家資格である行政書士試験で、そんな問題出るの?」
「著作(作品)知らなかったら、もしかしてその瞬間にこの問題(問53)は捨て問題になる?」

なんて思いながら、選択肢を読み進めると…。

その中に見覚えのある一文字が…。

「白い巨塔」

「キターーー!!」

山崎豊子の著作について他は知らないけど、これは知ってる。
「ドラマにもなったし、白い巨塔で間違いないはずだ!」と正解肢だと思われるものが選べて、
幾分正気に戻りました。

(「官僚たちの夏」「蟹工船」は違う著者だよなぁと思いましたけど。)

続いてクラウドの問題(問54)。

「Cloud」と「Crowd」

「え?、クラウドって全部Cloudじゃないの?」

だって、「iCloud」って言うじゃん(私はMacユーザー)。

と云々唸ることこれまた自信なく回答。

そのあとは、割と普通の問題(情報技術、個人情報保護法関係)が続き、
最後の文章理解3問も、割と易し目だったので少しホッとしました。

おそらく、一般知識等の14問(問47から問60まで)は、
多くの受験生にとって鬼門(苦手な人は苦手)なのではないかと思います。

まず、
「足切り対象であること。」

次に、
「範囲がバカ広くて、試験対策が取りづらい。」

他にも、
「文章理解は安定して取れるように見えて、たまに取れない時がある」

など意外な落とし穴もあります。

私は、模試や答練では一般知識等は安定して取れていましたので、
まさか本試験でこれほど乱される(初見の問題や変わった問題(奇問))とは!?と、
冷や汗をかきながらの回答でした。
「下手したら、足切りもあるかも!?」と思うくらい不安が残る一般知識等でした。

補足すると、今回の一般知識等は、過去問を解いていれば解けるという問題ではなく、
本当に一般知識(一般常識!?に近い)を問う出題だったと思います。

3.(試験編3)最初の問題(1問目)から難しく、そこで躓く人は躓く。

(私が勝手にそう思っているだけかもしれませんが…(笑))
資格試験あるあるとして、
問題1(つまり、1問目)を難問にして、
受験生を焦らせるという受験生泣かせの出題パターンが存在します

今回(平成29年度)の場合だと、
問題1と問題2が、それ(資格試験あるある)に該当するのかなと思います。

問題1と問題2の出題範囲としては、基礎法学の範囲になるのですが、
問題1が刑法に関するもの、問題2が法思想に関するもので、私はいずれも初見でした。
(選択肢にある「罪刑法定主義」という言葉をかろうじて知っている程度。
しかし、資格スクールの講評等を見ると、正解率自体はそこまで低くはないようです)

前述している通り、
私は他の問題を解いてから問題1(1問目)に辿り着いている(最初に戻って来ている)ので、
問題1、2に関しては、「良く分からない、知らない」という感想は持ちましたが、
必要以上に焦ることはありませんでした。

確かに、分からないなりに悩んだ分、回答に時間はかかりましたが、
既に他の問題(例えば記述問題など)を解いているので、
試験開始当初の緊張状態からは、幾分落ち着いていて、冷静に回答できる状態になっていたので、
仮にこの2問を落としても、「まぁ、なんとかなるだろう!」というポジティブな発想が出来ました。

しかし、多くの受験生にとって、
一番最初に解くであろう問題1(1問目)、そして続く問題2(2問目)が、
判断に(大いに)迷う(自信を持って選べない)、
もしくは、分からない(勘で解くしかない)問題という状態だったと思われるので、
その点では、非常に大変だったのではないでしょうか。

やはり、初っ端(1、2問目)から分からなかったり、
必要以上に回答に時間を費やしてしまって当初のペース配分が狂うと、
残りの試験時間中、焦りや不安を引きずる方というのは案外多いですからね。

資格試験では、仮に1問目から躓いても、
「次の問題、次の問題」と気持ちを入れ替えて解いていく精神力も大事です。

4.(番外編1)受験する教室の掛け時計が、見えないように紙で覆われていた。

まさに言葉通りです。
受験する教室に掛けてある時計が、A4の紙で覆われていて、
試験中に時間を確認できないよう(小)細工されていました。

もちろん、ちゃんと腕時計を持って行っていたので試験上は問題ありませんが、
中には時間が確認できなくて困った受験生もいたかもしれません。

ただ、私が許せないなと思ったことは、(後で友人に聞いて分かったのですが、)
他の教室では、時計が隠されていなかったことです。

(さすがに全県、全会場同じ状況にしろとは言いませんが、)
少なくとも同じ会場内であれば、教室に掛かっている時計を隠すのであれば、
全ての教室で一様に取り行うべきだと思います。
ある教室では、時計が見えないように(時間を確認できないように)隠されていたのに、
隣の教室では、何の細工もなかったという状況は、公平性に欠けるのでちょっと頂けません。
「ちゃんと試験監督官同士で話し合って統一してくれよ!」と文句の一つも言いたくなります。

こういうコミュニケーション不足というか、ズボラな部分があるからこそ、
「【事件】行政書士試験で、答案用紙紛失」なんて事件が起こるのではないでしょうか?
なんか納得がいかない会場設営でした。

5.(番外編2)「受験上の注意事項」の説明の後に、トイレに行く方が想像以上に多かった。

2017年11月12日(日)は、天候にも恵まれ、
気温も18〜20度くらいはあったので、そこまで寒いという訳ではなかったのですが、
試験開始30分前から始まる「受験上の注意事項」の説明の後から試験開始までの間に、
かなり多くの方がトイレに行かれてました。
一人が行きだしたら、みんなも一斉に行き出すという感じで、
傍から見るとなんか、連れ○ョンみたいな状況でした(笑)

同じ試験時間(3時間)の社会保険労務士の試験では、
試験中にトイレに行く方はそれなりにいましたけど、
さすがに注意事項の説明の後にトイレに行く方はほとんどいなかったので、
「そんなに行くんだ〜(笑)」と、驚きました。
(普通は、注意事項の説明の前にトイレを済ませているので、あまりこのタイミングで行く方は少ない。)

と言いつつ、私も、注意事項の説明の前にちゃんとトイレに行ってたのにも関わらず、
緊張からか何となくトイレに行きたくなりましたが、このタイミングでは我慢しました(笑)。
まぁ、結局、試験途中に手を挙げてトイレに行きましたけどね。

おそらく、問題を解くのに試験時間一杯時間がかかる社会保険労務士の試験で、
同じ状況だったら、多分試験開始前にトイレに行っていたでしょう。

さて、以上が行政書士試験が終わって、
半年経っても鮮明に覚えているインパクトがあった出来事(5つ)です。

いかがだったでしょうか?
実際に平成29年度の行政書士試験を受けられた方の感想は、
それぞれだと思いますが、共感してくれたり、今後受験する方の参考になれば幸いです。

まぁ、受かってしまった今では、全て良い思い出として扱えますが、
もし、落ちていたら、「あの問題の選択肢をこっちにしていれば…。」
「あの論点が読み取れていれば…。」
といった後悔と自責の念に襲われていたかもしれません。
(参考:「行政書士試験に合格しました」

最後に一言。
おそらく、「キム=ジョンウン」と「白い巨塔」は一生忘れないことでしょう(笑)。
そして、真面目な話、
平成18年度新試験制度開始後、最も高い合格率(平成29年度:15.7%)だったことも
私にとって幸運なことだったと思います。(参考:「合格率の推移も活用しよう」「運を掴む」

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